レンタルオフィスとは?意外と知らない種類と特徴
新しいオフィスの形として、フリーランスや個人事業主だけでなく企業にも人気が高まっている「レンタルオフィス」。従来の賃貸オフィスとの違いや、レンタルオフィスの種類、それぞれの特徴についてご紹介します。
1.「レンタルオフィス」と「賃貸オフィス」の違い
①短期間から契約できる
②すぐに入居できる
③コストを抑えられる
2.レンタルオフィスの種類
・サービスオフィス
・シェアオフィス
・コワーキングスペース
・バーチャルオフィス
・インキュベーションオフィス
3.「レンタルオフィスサーチ」で探せるレンタルオフィス
1.「レンタルオフィス」と「賃貸オフィス」の違い
「レンタルオフィス」とは、これまで主流であった「賃貸オフィス」とは違う、まったく新しいタイプのオフィスの総称です。賃貸オフィスと大きく違うのは、以下の3点。これらはレンタルオフィスのメリットであり、人気の理由でもあります。
①短期間から契約できる
賃貸オフィスは1〜2年以上の長期契約が基本となる一方、レンタルオフィスは最短1ヶ月単位で契約することができます。プロジェクトに合わせて、会社規模の変化に合わせて、気分に合わせて……と、必要に応じて気軽にオフィス環境を変えられるのが大きな魅力です。
②すぐに入居できる
レンタルオフィスは、賃貸オフィスと比べて審査が通りやすいのが特長です。
また賃貸オフィスの場合、契約後に内装工事や家具の準備、インターネット工事、コピー機やスキャナーなど必要設備の準備・設置などを行ってから入居することになるので、しばらく時間がかかってしまうのが一般的。
レンタルオフィスの場合は、内装やネットワーク、設備などもすでに整っている状態なので、即入居可能。時間も手間もほとんどかかりません。
レンタルオフィスの住所を使って会社の登記を行うこともできるので、スピーディーに事業をはじめたい方にもメリットがあります。
また部屋の借り増しもしやすいので、増員があってもすぐに対応することができます。
③コストを抑えられる
レンタルオフィスは、立地が良く大きなビル内にあることが多いので、企業のブランド力向上や、採用力強化のために活用する企業も増えてきています。同じような条件で賃貸オフィスを契約した場合はそれなりのコストが必要となりますが、レンタルオフィスならコストを大幅に抑えることができます。その理由がこちらの2点です。
■初期費用が安い
レンタルオフィスなら内装や家具、インターネット工事などにかかるコストが省ける上に、将来的なメンテナンスコストも不要です。またレンタルオフィスの場合、従来の賃貸オフィスを契約する場合に必要となってくる敷金や礼金が圧倒的に安くなります。代わりに入会金が必要となりますが、トータルで換算すると初期費用を大幅に抑えることができます。
■設備・施設は共用
賃貸オフィスの場合、コピー機やスキャナーなどの設備は自社で用意する必要があります。また会議室やラウンジは専有面積に含まれるため、使用頻度が少ない場合やまったく使わない月があった場合でも、賃料を支払うことになってしまいます。
一方レンタルオフィスの場合、これらの設備や施設は他の事業者と共有で利用するようになっています。コピー機やスキャナーの準備は必要ないので、導入コストやメンテナンスコストも不要です。
また会議室やラウンジも使用する頻度に合わせて料金が変わるので、無駄な出費を抑えることができます。料金は施設や契約プランによって異なるので、事前にしっかり確認するようにしましょう。
2.レンタルオフィスの種類
個室スペースに加え、会議室、ラウンジなどを借りられるのが、基本タイプのレンタルオフィスの特徴です。その他にも、ハイスペックなオフィスかつ業務サービスも付いているタイプ、個室ではなく共有のワークスペースを利用するタイプ、ワークスペース自体がなく住所だけを借りるタイプなど、レンタルオフィスにはいくつかの種類があります。
■サービスオフィス
すべてのレンタルオフィスのなかでも、特にハイスペックなオフィスのことをサービスオフィスと呼びます。施設内の内装、会議室、ラウンジ、あらゆる施設のランクが非常に高く、企業のブランド力向上や、採用力強化に効果的です。
また月額制で借りられる個室のビジネススペース、共有の会議室、ラウンジなどに加えて、受付や秘書業務といった雑務を引き受けてくれるスタッフが常駐しているのも大きな特徴です。電話応対や郵便物の受け取り、発送など、きめ細かなビジネスサポートを受けながら、事業に専念することができます。
■シェアオフィス
シェアオフィスは、他の利用事業者と共有で使うフリーアドレス制のワークスペースです。施設によっては個人ブースを利用できる場合もあるので、お好みに合わせて検討しましょう。
セキュリティ面や雑音が気になる可能性もありますが、その分コストを抑えることができることがメリットです。料金は月額制のほか、時間制のドロップインを採用している施設も。必要に応じて会議室やラウンジ、キッチンなども利用できます。
■コワーキングスペース
コワーキングスペースは、他の利用事業者と共有で使うフリーアドレス制のワークスペースです。料金は月額制のほか、時間制のドロップインも利用できます。必要に応じて会議室やラウンジ、キッチンが使える施設もあります。
シェアオフィスと似ていますが、異なる点は利用事業者(利用者)同士の交流を積極的に促してくれる点。普段の会話やイベントなどで他業種や同業種の事業者と交流を深めることで、刺激を受けることができます。
■バーチャルオフィス
バーチャルオフィスとは、住所や電話番号のみを借りられるサービスです。ワークスペースは存在しないので、実際に仕事をする場所は自宅兼事務所やカフェなどになります。
法人登記や荷物の受け取り、転送などは可能な場合が多く、施設によっては電話対応サービスや貸し会議室、共有スペースなどを利用できることもあります。料金は月額制です。
■インキュベーションオフィス
インキュベーションは、英語で「孵化器」という意味。インキュベーションオフィスとは、起業や新規ビジネスのサポートを受けられるオフィスのことです。国や自治体、またはその支援を受けた民間業者が運営しているのが一般的で、インキュベーションマネージャーという専門家が相談に乗ってくれます。
ワークスペースは基本的に他の利用事業者と共有で、カフェのように好きな場所が使えるフリーアドレス制。施設によっては個室の場合もあります。料金は月額制で、共有設備や施設も使用することができます。
3.「レンタルオフィスサーチ」で探せるレンタルオフィス
レンタルオフィス検索・比較サイト「レンタルオフィスサーチ」では、レンタルオフィスのなかでもワンランク上のサービスオフィスを多く取り扱っております。取り扱っているオフィスのなかには、シェアオフィスやコワーキングスペース、バーチャルオフィスも併せて運用している施設もあるので、柔軟に組み合わせてご利用いただくことも可能です。
事業内容や今後の展望、現在の状況などによって、適したレンタルオフィスはさまざまです。「レンタルオフィスサーチ」では、レンタルオフィス選びのアドバイス、契約に関するフォローまで、細やかにお手伝いさせていただきます。貴社のビジネスへのサポートを通じ、一緒に成長していけることを願っております。レンタルオフィスをご検討の際は、お気軽にご相談くださいませ。